歯医者さんと言えば、まずは歯を削る時に使う道具が浮かぶ人が多いことでしょう。あの「キーン」とした音を出している器械です。黒板を爪でギーッとするような音と同じように、歯医者さんでしているあの「キーン」とした音が苦手だという人も多いものです。かくいう私もその一人ですからね。歯科治療自体は大して痛みを感じないものの、歯科治療で聞こえてくるあの「キーン音」によって痛いような気がしてくるのですよね。まあ、個人差によるところは大きいとは思いますけれど、どうにもあの歯医者さんの器械から出される「キーン」とした音が苦手だということで。あの「キーン」とした音がなくなるだけで、歯医者さんに対する恐怖感は減少するものだと思いますから。ですから一刻も早く、あの「キーン」音をなくすべく器械の研究開発を行って欲しいというものです。まあこれだけ長いこと歯医者さんでは「キーン」音がならされ続けていますので、あの音はなくならないものなのかも知れませんけれど。
歯が抜けると自分の力ではどうにもなりません。まさか、接着剤で抜けた歯をつけるわけにもいかないでしょう。必然的に歯医者を頼ることになります。そんな歯医者では3つの治療法を用意しています。3つの中で最も親しみやすいのが入れ歯です。お年寄りが使うものというイメージの入れ歯ですが、若者が使ってもおかしくはありません。入れ歯治療は保険がききます。そのため、費用はそれほど嵩みません。取り外しができて、比較的気楽に治療を受けることができます。最も天然の歯に近いのがインプラントです。インプラントは歯茎に金属を埋め込み、その金属の上に人工の歯を載せます。丈夫なため、硬い食べ物でも難なく噛み砕くことができます。天然の歯と同じように長持ちします。インプラントの唯一の欠点は、保険がきかないため治療費が高くなることです。最後のブリッジは、入れ歯とインプラントの中間くらいに位置する治療法です。抜けた歯の両隣の歯を土台として人工の歯を歯ぐきの上に載せます。そこそこ丈夫で保険がききますが、両隣の歯を少し削らなくてはいけないという問題があります。
科学の進歩は、コンピュータばかりでなく歯医者でも活発です。歯医者といえば、恐い、痛いところといったネガティブなイメージがありましたが、近年は子どもでもだいぶ通いやすくなりました。その理由の一つが、痛みの伴わない治療です。昭和時代の虫歯治療は機械により歯を削るのが主流でした。キーンという不快な音を待合室で聞くだけでも、ビクビクと恐がっていたものです。最近の虫歯治療はレーザーが主流になりつつあります。レーザー治療では光をあてて虫歯菌を駆除します。歯を削る必要がほとんどないため、痛みが伴いにくいのです。他には、薬品を虫歯のうえに載せて治す方法もあります。3Mix-MPやドックベストセメントと呼ばれる治療法です。また、痛みの緩和には麻酔を使う方法もあります。笑気麻酔と呼ばれるもので、痛みよりも不安や恐怖心を和らげるための麻酔です。この麻酔を受けると、名前のとおり笑顔があふれるくらいに心が落ち着きます。歯医者に来る前、泣き叫ぶほど恐がっていた子供も、安心して治療を受けさせることができるのです。
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